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第4回 医師にとって開業とは(2)

「開業医の道」を選択するということ

医師の生涯で大きな節目は医師の国家資格、結婚、自宅の建築を行なうこと、そして前回お話した大学医局か勤務医か開業医かの選択をすることなどですが、今回の「開業医の道」の選択は事業を起こすことでもあり、大きな借金を抱えることにもなりますので、一番大変な節目ともいえます。開業を志しても、そのリスクの大きさから不安も大きく、悩まれる先生が大半です。

今までの経験でいうと、開業して成功するのは、医師本人が臨床に向く人柄か、本気で開業を志しているかの二点で決定されると考えています。臨床医や開業医に向かない先生とは、コミュニケーション不足の先生や常識が乏しい先生です。

酷な言い方ですが、人間を相手にする大事な仕事で、人とのコミュニケーションがとれない医師は致命的です。

開業医を「たかだか町医者」と卑下される先生がいらっしゃいます。プライマリーケアの第一線で医療を担う先生方が主人公なのに、医学界のほうが上だと思われている医療界の「常識」は、社会的には「非常識」ではないでしょうか。

開業医こそ日本の医療を担ってきた中心的な存在です。患者さんや地域医療に真剣に取り組む先生の姿こそ、一番医師らしい姿だと思うのですが、先生方はどう思いますか?

そのような先生方を支援することで、私たちも地域医療に貢献していきたいと考えております。

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